我が家では最初ノズル式給水器を使っていました。給水器は、ペットボウル(お皿)、ノズル付給水器、循環型給水器など種類がありますが、調べるとそれぞれメリットとデメリットがあるのでどれを使うのがいいか悩んだ経験があります。
犬におすすめの給水器
最終的に、ステンレス製のペットボウルを採用しました。水の飲み方が大幅に変わるので切り替えてしばらくは両方設置し、ペットボウルで水を飲むのに慣れてきた頃ノズル式給水器を撤去しました。元々ノズル式給水器をサークルの柵に設置していたので固定されていましたが、ペットボウルだと暴れた時にお皿を倒して水をこぼさないか心配でした。
ステンレス製は丈夫で洗えば汚れがすぐ落ち清潔な状態を保てるが特徴です。しかし愛犬が水を飲んでると滑るので、裏面にゴムを付け動かないように工夫しました。
他にはプラスチック製や陶器などの素材がありますが、プラスチックは噛まれて傷が付くと雑菌が繁殖しやすく、陶器は割れると危険なので取り入れませんでした。
ペットボウルを選んだ理由
我が家では最初ペットボトルをウォータータンクとして、ノズル式給水器を使っていました。愛犬はペットショップで売られていた時からノズル式給水器を使用していたので、何の迷いもなく同じ物を購入しました。
こぼれる事もなく大容量の水を用意しておけるメリットはありますが、しばらく使用していると、ペットボトルの水の入れ替え忘れや、一気にたくさん飲めない事、更に夏だったので、ノズルを直接舐める事から雑菌が繁殖しやすく不衛生な事が気に掛かりました。
犬は体が大きくなる毎に水を飲む量も増えていきます。人間と同じように犬にとっても、十分な水分補給は体を正常に機能させる為に必要不可欠です。大切な成長期にストレスなく健康に育てる為にも水飲み器の重要性を考えるようになりました。
水の飲み方が口臭の原因になる
犬の口臭が気になる場合、水分補給不足が原因と考えられるので水飲み器の見直しをおすすめします。
ノズル式給水器が原因となる口臭の原因は次の通りです。
- 一度にたくさんの水を口に含めない
- 歯に付着した食べかすが残る
- 歯垢、歯石になりやすい
特にノズル式給水器では一度に沢山の水を口に含む事が出来ません。その結果、歯に付着したドッグフードの食べカスなどが水分補給不足だと口内に残り、歯垢、歯石となり口臭に繋がります。歯周病菌は、体内に入り込むと重い二次疾患になる可能性があります。歯周病予防する為にも日頃使用する水飲み器は犬にあった物を選びましょう。
ペットボウルのデメリット解消方法
ペットボウルのデメリットはお皿を倒して水をこぼす可能性がありますが、柵に固定できるものや、犬用食器スタンドを併用すると防ぐ事が出来ます。
新鮮で清潔な水を与える場合、電源式の循環型給水器が最も便利ですが、コンセントに繋ぐので電気代や、汚れを取り除くフィルターなどコストが掛かります。どのタイプの水飲み器を使用しても衛生管理には十分気を付けましょう。サークルでお留守番中と、飼い主が家に居てフリーで過ごす時とタイプを使い分けてもいいでしょう。
給水器の見直しで病気も予防できる
今回給水器の見直しで、犬の水分不足は思いもよらない大きな病気に繋がる事を学びました。
ペットボウルに変えてからは、以前より水を沢山飲むようになり、中身が空っぽになった時は愛犬が容器を手でカランっと鳴らし、お知らせしてくれるようになりました。
また、我が家では首や背骨に負担が掛からないように犬用食器スタンドを愛犬の体高に合わせ自作し、水分を取りやすいようにしました。特に椎間板ヘルニアになりやすい犬種(ミニチュアダックスフンドなど)や、マズルの短い犬種(パグやフレンチブルドッグなど)に食器スタンドはおすすめです。
犬が十分な水分補給が出来ているか日頃から観察し、飼い主と犬の生活様式にあった給水器を見つけましょう。
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