子犬を健康に育てるためにはワクチンを動物病院で摂取する必要があります。我が家から動物病院までの交通手段は車でした。そこで初めて、車酔いする事が発覚しました。その後も車移動するたびに嘔吐するため悩みました。
犬の車酔いを解決した方法
車の窓を開け、常に空気を入れ替える事が最も車酔いに効果がありました。さらに動物病院に連れて行く際よく車を使っていた事から、車=動物病院=恐怖心と結び付けてしまった可能性がありました。そこでネガティブなイメージを一掃する為、休日はドッグランや海など、楽しく遊べる場所へ連れて行くよう心掛けました。その甲斐もあり、自ら進んで車に乗るようになりました。乗車中は当初、普段使用しているクレートを後部座席固定しクレート内で過ごさせていましたが、嘔吐した事にすぐ気が付かなかったり、嘔吐物をクレート内で際踏んでしまうなど問題が起こった為、後に犬用シートベルトを使用しました。犬用シートベルトはある程度自由な体勢を取れる為、体を起こし周囲の景色や窓からの風を感じる事ができました。
車酔いを起こした原因
愛犬が初めて車酔いで嘔吐したのは午後1時頃でした。朝ご飯を食べてから5時間は経っていたのですが、吐き出したのは固形の形を保ったままの朝食べたドッグフードでした。この時初めてドッグフードを丸飲みして食べている事に気が付きました。(後に獣医さんに伺た所、丸飲みは本来野生動物であった犬の習性であり問題はないそうです)また犬は人間より嗅覚が優れています。その為人間の嗅覚では感じる事の出来ない、ガソリンなど車独特の不快な臭いを感じていると考えられます。我が家から動物病院までの道のりは急な勾配坂がありました。以上の理由から胃腸の消化具合、鼻につく刺激臭、ゆらゆら、ぐらぐらな道が車酔いの要因になるのでしょう。
犬が車酔いになりやすい状況
胃の中が満腹の状態では特に嘔吐しやすいでしょう。空腹状態でも車酔いすると、胃液のみを嘔吐します。正直胃液だけの方が苦しそうな様子でした。車に乗せる際は満腹、空腹時は特に酔いやすくなります。また陽が強い時間帯は、車内温度が高くなるため体調不良を引き起こし、嘔吐しやすくなります。我が家の愛犬は嘔吐をする直前になると、決まって頻繁に舌なめずり(食後などによくやる舌をペロッと出す仕草)や、目がうるうるする、鼻がいつも以上に湿るなどいくつかサインがありました。
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飼い主としての反省点や注意点
突然走行距離を伸ばし、行きも帰りも嘔吐と苦しい思いをさせてしまった事がありました。その反省から、距離は少しずつ伸ばし、適度にお水休憩を挟み、安心させるために声かけを行いドライブ中もコミュニケーションを取る事を心掛けました。車の窓を開け、常に空気を入れ替える事が最も車酔いに効果がありましたが、窓を開けすぎると落下事故に繋がります。また小型犬だとついつい運転席の膝の上や、助手席に置いてしまいがちですが、急ブレーキや急停止の恐れがある為自由に身動きができるフリーな状態は避けましょう。嘔吐に備えてエチケット袋やペットシーツなどを車内に常備する事で役に立ちます。また車に乗せる前は軽くお散歩させて排泄・排便は済ませましょう。
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まとめとアドバイス
車酔いを克服するには時間はかかりますが、車での移動に慣れさせる事が一番の近道です。走行する路面の状態や、カーブ道、右左折が多い不安定な走行も車酔いを引き起こしやすくなります。予めルートの確認をしたり、不安定な路面の走行を避ける回り道などを確認しておくと、愛犬が快適にドライブを楽しめる秘訣になります。他にも車内に芳香剤など犬にとって刺激臭の原因になる物は予め処分したり、涼しい時間帯を選ぶなど飼い主ができる事は進んで行いましょう。安心・安全運転で、時間があるときはいつものお散歩コースではなく、ドッグランやドッグカフェなど遠出する機会を増やし愛犬と沢山楽しい思い出を作りましょう。
日常を家の中で過ごす犬にとって、ドライブでの遠出は新しい匂いや初めての環境など様々な刺激を得る事ができます。車酔いを克服することで、行動範囲を広げ五感や脳を働かし、認知症予防など愛犬の健康寿命を延ばす効果も期待できます。
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