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犬の避妊手術後に傷口を保護する2つの方法

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犬の避妊手術後に傷口を保護する2つの方法

私の犬は2歳くらいのときに避妊手術を行いました。手術は無事に成功したのですが、排泄をすると「キャンッ」と声をあげる様子が見られました。また散歩中、いつもは散歩から帰った後お腹を拭いているのですが、傷口があるためしっかり拭くことができません。そのため、傷口からの感染のリスクがありました。

排泄を痛がる犬に何をしてあげられるか、傷口を清潔に保つにはどうしたらよいかを飼い主目線で紹介していきます。

避妊手術後の傷口を保護する方法

避妊手術後の傷口の保護

私が行ったのは、「ヨーグルトをあげること」と「泥はね防止エプロンを使うこと」です。

一つ目の「ヨーグルトをあげること」ですが、手術はお腹を切って行うので、排泄をするときお腹に力を入れると痛みが走ります。なるべく糞を柔らかくして、出しやすくするためにいつもの食事にプラスして、1スプーンのヨーグルトをあげました。ヨーグルトは無糖でプレーンのものが良いです。ヨーグルトには、整腸作用がある他、水分も多く含まれています。そのため、糞が柔らかくなり踏ん張らなくても排泄できるようになります。実際、次の日から少し糞が柔らかくなり、犬も「キャンッ」とは言っていましたが、あげる前よりスルスルっと排泄していました。

二つ目の「泥はね防止エプロンを使うこと」ですが、散歩のときに泥が跳ねてお腹の傷口に当たったり、草むらでお腹が植物に当たったりするのを防ぐために行いました。使ったものは、雑貨屋さんで購入した犬用の泥はね防止エプロンです。ビニール素材で出来ています。犬のお腹が隠れる大きさの四角形の布、その四つ角に紐がついているだけのシンプルなものです。普通の洋服を使うと着せるときに犬を抱っこしたり、足を持ち上げたりしなければならないので、なるべく犬の負担にならないようなものを選びました。そのおかげで、泥が傷口に当たることなく清潔に保つことができました。

(関連記事:犬が生理になったときの対処法とは

傷口に負担がかかる2つの原因

傷口の負担になること

避妊手術後に傷口の負担になる原因は次の二つです。

  1. 水分不足
  2. メスの排泄方法

水分不足

手術を受ける注意事項として、犬に手術の当日の朝から水分を与えてはいけないと獣医に言われました。水分により嘔吐し、誤嚥性肺炎等の危険があるためです。また、術後は犬も具合が悪いのであまり飲んだり食べたりしたがりません。そのため、水分が足りず糞がますます硬くなってしまったと考えられます。

メスの排泄方法

メスの場合、排泄をするときしゃがんでする犬がほとんどです。私の犬もしゃがんで尿をするので、自然とお腹と地面との距離が近くなってしまいます。メスが草むらでトイレやマーキングをした場合、植物が傷口に当たり汚れがつきやすくなってしまうので要注意です。

避妊手術後の傷口に注意が必要な犬の特徴

こんなときは要注意

一つ目は、便秘の傾向がある犬の場合です。もともと糞が硬い傾向がある犬は、その分踏ん張らないといけないので傷口の痛みも強くなってしまいます。なるべく排泄を楽にさせてあげるためにも、ドッグフードをふやかしたり、新しい水をこまめに与えたり、たくさん水分をとってもらうことが大切です。

二つ目は、足が短い犬種の場合です。足が短いと、地面に直接お腹がついてしまうこともあります。お腹がついてしまうと、汚れもつきやすくなるので、お腹をカバーしたり、汚れてしまったときは、よく絞ったタオルで軽く拭いてあげたりして傷口を清潔に保つことが大切です。

飼い主が予防できる犬の傷口ケア

飼い主が予防できること

私の犬は、家の中であまり排泄をしません。手術後は散歩にあまり連れていけなかったので排泄を我慢させてしまい、その結果、排泄も長くなり痛みを感じる時間が伸びたことも一因だと考えています。今まで、雨の日のために家での排泄のしつけをしていましたが、散歩に連れていけない身体の状態になったときのためにも、しつけをしっかりしていかないといけないと思いました。

今回はヨーグルトで水分を補いましたが、犬が一日で水分をどれくらいとっているのかを調べたことがありませんでした。そのため、そもそも犬が水分不足かどうか気づくことが出来ていませんでした。

水分の量にも犬の体調の変化が現れるので、水分量には要注意です。

犬の避妊手術後に飼い主がすることのまとめ

犬の避妊手術後の対策まとめ

今回は、避妊手術後に行う犬のケアを二つ紹介しました。動物病院の獣医に確認したところ、排泄を痛がるのも4日程度だと言われたので、そこまで心配することはありません。抜糸後にも痛がる様子が見られたら、何か病気が隠れているかもしれないので獣医に相談してください。

傷口のカバーは着けるのも簡単ですし、傷口がふさがった後も、雨上がりで地面が濡れている日の散歩などで使えますので、一つ用意しておくのがおすすめです。

避妊手術を経験した犬には同じような問題が起こる可能性があります。短い間でも、なるべく犬の痛みを緩和できるケアが出来ると飼い主も安心できますので、出来ることは何でもしてあげて下さい。

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