朝散歩に行ったとき、犬の尿が少しピンク色に見えたので「血尿かもしれない」と思い、すぐかかりつけの動物病院に電話しました。状況を説明すると、「尿を採取して、明日持ってきてください。検査します。」との回答が返ってきました。いつ排泄するかわからない犬の採尿なんて、どのようにすればいいのか困りました。
自宅での犬の採尿を解決した方法
使用したのは、100円ショップに売っていた、柄の部分が長い大きめのレンゲです。
レンゲをよく洗い、そのレンゲの頭部分に、後で尿を包めるようにビニールをかぶせておきます。それを持ち、いつもマーキングするところまで連れていきました。犬が尿をしようと足を上げたり、しゃがんだりした瞬間、即座にしゃがみ、尿の軌道に合わせレンゲを差し込みます。うまく採取出来たら、あらかじめ被せておいたビニールでそっと包んで、採尿は完了です。
レンゲの良いところは、頭の部分が柄杓やお玉より細長いため、犬の足に当たりづらいことです。レンゲを選ぶ際は、犬の足と足の間が何センチかを測り、その大きさに合わせて選ぶと採取しやすいです。外で採取する場合は、なるべく草木がない所を選ぶと、不純物の混入が少ないので良いです。
以上の方法により、人の手も汚すことなく、検査に使える新鮮な尿を採取することができました。
自宅での採尿が難しい原因
採取した尿に不純物が混ざってしまうと、正確な結果がでないため、綺麗な状態のまま動物病院に持っていく必要がありました。また動物病院の先生に、犬の尿も人間と同様、朝一番の方が新鮮だと言われたので、一発勝負なところがありました。
排泄の最中に、飼い主が犬に近づくような行動をすると、犬が警戒してしまいます。尿が途中で止まってしまったり、その場を移動してしまったりして、うまく採ることができません。なるべく犬に気づかれないように行うにはどうしたらよいか、が悩みどころでした。
採尿がやりにくくなる状況
一つ目、尿をする場所がトイレなど定位置化されていない犬は、採尿が難しいです。例えば、飼い主が合図をすると尿をしてくれる犬であったり、ペットシートの上にしてくれる犬であったりすればやりやすいと思いますが、そのようなしつけをしていない場合は、いつ採尿のタイミングがくるのか分かりづらいので手こずります。
二つ目、もともと警戒心が強い犬だと、少しでも飼い主がいつもと違う行動をしただけで背中を見せてくれなくなります。一度警戒されてしまうと、格段に難しくなってしまいます。
飼い主としての反省点や注意点
今の犬を飼い始めて2年目になりますが、トイレのしつけは未だ習得できていません。定位置化はされていませんし、粗相もしてしまいます。今回のように、犬の異常を発見できたとしても、検査がしっかりできなければ意味がありません。動物病院の先生にやっていただくことも出来ますが、やはり、犬も病院にいくのを怖がりますので、出来ることは私がしたいと思っています。犬に負担をかけてしまうか、かけなくて済むのかは私にかかっていると思いました。
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大切な愛犬の身体を守るために、甘やかすばかりでなく、普段から緊急事態にも対応できるように、しつけをしておかなければいけないと思います。今は、警戒をされないように以前にも増して触れ合ったり、名前を読んだりして、愛犬に信頼してもらえるように努力している次第です。
まとめとアドバイス
今回は、犬の採尿方法の一つを提案させていただきました。人間のように、採尿のタイミングを自分でコントロールできるわけではないので、困っている飼い主も多いと思います。私が使用した形のレンゲは、安く販売されていますし、費用もあまりかからず、成功確率もアップするのでお勧めです。
犬の採尿は待ったなしです。飼い主は、その瞬間を見逃さないようにしましょう。何事も練習なので、前日に愛犬と一緒に練習しておくと安心です。そして、自然に、犬に気づかれないようにするということが大切です。どうしても家で採尿出来ない場合は、直接動物病院でも出来るそうですが、犬に負担がかかってしまうので、なるべく家で出来たほうが良いでしょう。