私が飼っている犬は現在3匹目になります。
そのうちの1匹は祖父から譲り受けたものでした。
その犬の散歩中にリードが外れて逃げてしまったことがあります。探し回った結果、5キロ離れた祖父の自宅の前で見つかり、その近くに住んでいた人に保護されていました。
そして今の3匹目の犬を散歩しているときにも一度リードが外れて逃げ出しかけたことがありました。その時の経験と反省を踏まえて、犬が逃げだしたら何をするべきかお伝えします。
目次
犬が逃げてしまったときの探し方
犬が散歩中、または家の玄関から一人で走って行ってしまい、姿が見えなくなってしまったら何をしたら良いかの対処法です。
- 自転車で探す
- 保健所に電話する
- 近所で犬を飼っている家に聞く
今の時代はSNSを使えば、より早く有力な情報が得られるかもしれません。上記の内容で見つからなければ、活用していきましょう。
3つの対処法を説明します。
自転車で探す
逃げ出してすぐであれば、犬はそう遠くには行っていません。自動車で探しても良いのですが、自動車だと細い路地に犬がいた場合に見つけにくくなります。もし見つけたとしても自動車の場合すぐに停車することができないので、見失う可能性があります。そのため、小回りがきく自転車で探した方が見つかる可能性が高くなります。
優先的に探す場所は、犬が歩いてことがある道です。
- 犬が良く行く場所
- もともと犬が住んでいた場所
- いつもの散歩コース
このように、犬の匂いが残っている場所を中心に探しましょう。
保健所に電話する
しばらく探しても見つからない場合は保健所に連絡しておきましょう。
保健所には身寄りがないと思われる犬が集まります。道端で迷子になっている犬も同様です。
そのため、自宅近くにある保健所から順に電話し、相手に愛犬の特徴を細かく説明しましょう。県によってはホームページにも保護犬情報が掲載されるので、逐一チェックするようにしてください。
近所で犬を飼っている家に聞く
犬を飼ったことがない人にとって、犬の顔は犬種が同じであればどれも同じに見える事もあります。
犬を探すときは、犬を飼っている人に聞いた方が情報を得られやすいです。また、散歩中にすれ違っていると、自分の犬の特徴を覚えてくれている方もいます。
写真を見せながら「この犬に見覚えありませんか?」と聞いて回りましょう。
犬が逃げそうになったときの対処法
犬が逃げ出してしまった時、まだ犬の姿が見えているうちに飼い主がどう対処するかで命運が分かれます。
そのときに飼い主が行うべきことは次の2つです。
- おやつを出す
- 犬の近くにいる人に協力してもらう
普段通りの冷静な対応が必要です。
おやつを出す
犬が寄ってくるものなら、名前でもおもちゃでも良いのですが、犬をおびき寄せられる可能性が高いものを出します。
落ち着いて、家の中でしているのと同じようにおやつでおびき寄せましょう。その隙に首輪や身体、尻尾を持ち、逃げないように確実に捕まえて下さい。
犬の近くにいる人に協力してもらう
人見知りな犬でなければ自分以外の人がいると喜んで寄っていくことが多いです。近くに誰かがいれば、その人に助けを求めましょう。
特に、犬の近くに誰かがいる場合は、協力してもらえると捕まえれる可能性が高くなります。
逆に、絶対にやってはいけないことは次の2つです。
- 犬を追いかけない
- 大声を出さない
犬が逃げだしたら焦って犬を捕まえようと追いかけてしまいがちです。ですが、それをすると犬がさらに逃げてしまいます。
車通りの多い場所だと非常に危険です。飼い主が落ち着いて、まずはその場で犬の名前を呼びましょう。
また、犬は大声を出されると怖がったり興奮したりするので、余計に飼い主から離れようとします。
犬がいなくなる焦りから飼い主が大声を出してしまいがちですが、その焦りを抑えて、なるべくいつも通りの音量で名前を呼ぶようにしてください。
犬の脱走を防ぐための注意点
犬が逃げてしまう原因で多いのは、「玄関が開いていた」や「リードが手から外れてしまった」など、飼い主のちょっとした不注意によるものです。
そのような不注意は、飼い主が意識する他に解決法はありません。
それ以外で犬の脱走を防ぐために必要なことは次の2つです。
- リードが古くなったとき
- 痩せたとき
リードが古くなったとき
リードを何本も持っているという方はあまり多くありません。ほとんどが1本か予備でもう1本用意しておくくらいです。
また、長期的に使えるものなので、なかなかリードを買い替えることがありません。
しかし、使い古していると、気づかないうちにリードの金具が緩んでいるときがあり、それが逃げ出す原因となることがあります。3か月に1回くらいメンテナンスをしたり、リードを2本常備して使いまわしたりするなどの対策が必要です。
痩せたとき
ダイエットをした後や歳を重ねて痩せてしまったことで犬の首周りの大きさが変わることがあります。
基本的に首輪はつけっぱなしにしていることが多く、気づかないうちに首輪の大きさが合っていないことがあるので適度にチェックしましょう。
(関連記事:初心者必見!犬のリード選びのポイント)
突然の脱走に備える方法
何か突発的な出来事や飼い主の不注意によって犬が逃げてしまったときのために外に出るときも対処できるようにしておくことをおすすめします。
万が一の備えは次の2つです。
- おやつを持ち歩く
- 散歩中の挨拶
おやつを持ち歩く
普段ならばおやつを見た犬は喜んで飛びついてきます。そのため、散歩のバッグに入れたり、玄関に置いておくなどすぐに用意できる場所に複数忍ばせておきましょう。
散歩中の挨拶
散歩中、他の犬とすれ違うことがよくあると思います。その時に、会話した飼い主の犬の顔は何となくでも覚えているものです。
すれ違ったらとりあえず挨拶をすることで、相手にも自分の犬の顔を覚えてもらうことができます。今回のように逃げ出してしまったとき、犬を探す手掛かりになるので、普段から挨拶し交流をもっておくと安心です。
(関連記事:犬同士で交流したい!犬を交流させるための4ステップと注意点)
犬が逃げ出した時に必要なことまとめ
今回は、犬が逃げ出してしまったときの対処法、原因、対策についてお伝えしました。
犬の脱走はいくら飼い主が気を付けていても起こるものです。だからこそ、普段の準備と正しい対処法の知識が必要となります。
万が一の時でも、まずは飼い主が焦らないことが大切です。もし逃げ出してしまったとしても、同じ犬好きであれば皆が協力してくれます。早く犬を見つけてあげるためにも、自分一人で探そうとせず周りの力を借りましょう。
一度も犬が逃げた経験がないと、今回のようなテーマは想像しづらいと思いますが、犬と飼い主が離れ離れになる人たちがこれ以上増えないように、しっかり心に刻んでほしいです。
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