私の犬は、家の中で排泄してくれません。雨の日も一日2回は外に連れていき排泄させていました。天気の悪い日が何日か続いた後、外に連れていくと血尿が出てしまいました。動物病院に連れていくと、我慢しすぎたせいだと言われました。なんとか家の中でも排泄するようにできないものか悩みました。
犬が外でしか排泄ができないのを解決した方法
用意したものは、ペット用品売り場で購入したうさぎの食べる牧草です。犬のトイレ用トレーにペットシートを挟むのですが、そのペットシートの上に購入した牧草を敷きます。犬に興味を持ってもらうため、牧草の匂いを少しかがせてから、トイレのトレーを犬が排泄しそうな場所においておき、待ちます。
犬が排泄をしようとしたら、犬と目を合わせることなく静かに見守ります。排泄し終わったら、一斉に「おめでとう!」といいながら盛大な拍手を送ります。「ということは?」と言いながらご褒美をあげます。撫でるでも良いですし、おやつをあげるでも良いです。以上を根気強く繰り返したところ、家の中で排泄してくれる頻度があがりました。私の犬は散歩中に排泄するときに、色々なところの匂いを嗅ぎながら、尿が飛び散らない快適な場所を選んでいます。特に、草むらがあるところに向かって排泄することが多いです。そのため、外の草木の匂いを家の中のペットシートに移せば、そこでしてくれると考えました。
犬は嗅覚が鋭いので、ぎゅうぎゅうに牧草を敷き詰めなくても大丈夫です。私の犬は、気になるものをとりあえず口に入れてしまう癖があるので、ペットシートの下に牧草を敷きました。
外でしか排泄できなくなったのはなぜか
私が犬を飼い始めた時期は、雨が少なく外に連れていける天気が続いていたので、トイレのしつけを疎かにしてしまいがちでした。また、飼い始めの頃は、家に誰かしらいることが多く、こまめに散歩に連れていくことが出来ました。
そのときから、外でしか排泄しなくなっていたので、犬が「トイレは外でするものだ」と思ってしまったのだと考えます。
犬は、どうしてもトイレに行きたければ家の中でもするのですが、そのためには、トイレに行きたくなるように、飼い主がたくさんの水を飲ませてあげないといけません。犬も冷たくて新鮮な水が好きなので、意識して水をこまめに取り換えてあげないと、家の中で排泄しなくなる原因になってしまうと考えます。
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家でトイレができなくなる条件
一つ目、毎日外に連れていくのが当たり前、という状況がずっと続けば良いのですが、それに波があると、犬が「いつ外に連れて行ってくれるのか」と待ってしまうので、我慢させてしまうことになります。
二つ目、トイレトレーを置く場所が犬の寝床に近いところだと、犬も自分のテリトリーを汚されたくないので、避けてしまいがちになります。
三つ目、犬はきれい好きなので、一度排泄したペットシートは気づいたらすぐに取り換えてあげないと、次の排泄をしてくれなくなります。
犬のための環境作りがトイレのしつけに影響した
トイレのしつけは、場所を定位置化させるだけだと思っていましたが、家の中で排泄する訓練も必要だと気づきました。犬の身体に異常が出るまで気づかなかったのは、飼い主として情けない話です。しかし、トイレのしつけは長期戦になりますので、今でも何度か挫折しそうになっています。
小さなことでも、出来たらまず褒めてあげることを忘れていたと思います。今回のテーマで言えば、ペットシートを片付けるよりさきに、犬を褒めるということが出来ていなかったと反省しています。
人間と同じように犬も静かに排泄したいと思っていますので、排泄をしないからといって見続けてしまえば、犬も気が散って安心してできなくなってしまいます。静かに見守ることが大切だと思いました。
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犬目線のおうちトイレ
今回は、犬に家の中で排泄してもらう方法を紹介させていただきました。まずは、犬がいつも排泄している環境に近づけてあげましょう。何度か繰り返すうちに、牧草を敷かなくても家の中で排泄してくれるようになります。そして、何よりも先に犬を褒めてあげましょう。うまくいけば、犬が自ら報告しに来てくれるようになります。
販売されているうさぎの牧草は容量が多いので、コスパの気になる方は外から草木をもってきても良いかと思います。その方が、外と近い環境に出来るかもしれません。しかし、私は衛生面が少し心配だったのと、うさぎの牧草なら少量食べてしまっても問題ないことから、購入しました。安いものでも良いので、購入することをお勧めします。