私の犬は、ゲージの中に入れておくと「ふんふん」と鳴き続け、出してくれと言います。ゲージから出してあげると、クッションの上に移動し、そこでスヤスヤ寝ています。寝ているのは可愛いのですが、その前を通ったり、近づいたりすると寝ぼけた犬が急に起きて噛んでくるので困っていました。
寝ぼけた犬に噛まれないようにする方法
寝ぼけて噛んでしまう犬に必要なのは、暗く狭い上下左右に壁がある囲まれた場所です。そのような形の犬用のケースも販売されていますが、犬も使い慣れたものの方が安心かと思い手作りしてみました。
用意したものは、犬がいつも寝ているおせんべい型の薄いクッションとそのクッションの一回りか二回りくらい大きいタオル、もう一つは針と糸です。なるべく、クッションやタオルは飼い主の匂いが染みついたものや普段犬が使っているものが良いと思います。
まず、クッションにタオルを包むようにかぶせます。次にタオルの四つ角をクッションの裏面に針と糸で縫い付けていきます。ボタンのようなものを縫い付けて取り外しできるようにすると洗濯するときも便利です。注意する点は、カバーのようにピタッと縫い付けるのではなく、4方向からクッションとタオルの間に犬が入れるくらいの余裕を持たせることです。これで出来上がりです。夏用と冬用でクッションの質やタオルの厚さを変えてあげると犬もさらに快適です。
寝ぼけて噛むようになった原因
一つ目は、寝ている犬の姿があまりにも可愛いので、寝ているときに写真を撮って音を出してしまったり、身体を触ったりしていたことが原因だと思います。このようにちょっかいを出してしまうと、危険を察した犬がびっくりしてしまい噛まれてしまいます。エスカレートすると、飼い主に対する安心と信頼にも傷をつけてしまいます。
二つ目は、囲いがある場所がゲージの中にしかなかったことも原因だと思います。ゲージの中には、囲いがあるベッドが置いてあるので、中に入れているときは良いのですが、犬も飼い主と近い場所にいたいので、あまりゲージに入りたがりません。もともと犬は暗く狭いところが好きなので、ゲージの外にもそのような場所が必要だったと考えられます。
噛まれやすくなる2つの条件
一つ目は、犬が寝ているときにしつこくちょっかいを出している場合です。犬がお腹を見せているくらい、警戒心なく寝ているなら良いのですが、お腹を隠して寝ているときは、野生の本能ですぐ動ける体制になっているので、噛まれる確率が高いです。
二つ目は、犬に触るときに声を掛けていない場合です。寝ているところを触るときに、名前を呼んでから触るようにしないと犬がびっくりします。急に何かされるからびっくりしてしまうだけなので、犬にも準備の時間をあげないといけません。寝ているときに触りたくなる気持ちもあるので、名前を呼んで意識を少し戻してからの方が平気な事が多いです。
-
犬は唸ることで伝えたい!噛まれる前に唸りを止める方法とは
犬が安心できることが大切
人間が寝ているところを邪魔されたら嫌だと思うように、犬も同じ気持ちなんだと気づきました。最初は噛んだらすぐ怒っていましたが、犬が飼い主を噛むのは何かしらの理由があってのことなので、犬の気持ちを考えていなかった行動だと思います。寝ぼけている犬を叱っても、犬も何で怒られているのか理解できないまま終わってしまいます。普段噛んだら、しつけをしなければいけませんが、今回の状況だと人間が悪いです。
犬がお腹を出して寝てくれるようになるまでは、安心して眠れる場所をたくさん作ってあげないといけないと反省しました。もちろん、毎回同じ場所で寝ているわけではないので、寝ているときはなるべく静かに見守ってあげようと思っています。
寝ぼけた犬に噛まれないようにするまとめ
今回は寝ぼけて噛んでしまう犬に贈るベッドの一例を紹介させていただきました。代用品として、段ボールを用意しそこにタオルを敷いておくことも考えたのですが、私の犬は、段ボールを引っ搔いたり、びりびりに破いたりしてしまうので却下しました。小型犬でも寝ぼけた状態で噛まれるとかなり痛いです。
周りに囲いがない場所で寝ようとしていたら、「ハウス」と言ってゲージに移動させるか、抱っこして連れて行ってあげるのが良いと思います。なるべく暗くした方が犬が安心できるので、ゲージの周りにタオルなどをかけてあげるとより良いと思います。それでも、元居た場所に移動したら、そっと遠くで見守ってあげましょう。
犬が安心できて、快適に眠れる場所をたくさん作ってあげることが大切です。
-
犬にコマンドを教えたい!しつけに困ったときの裏技とコマンド習得のメリット