私が家に帰った時、玄関の鍵の音と同時にサークル内でワンワン!と吠え、尻尾をフリフリし帰宅を喜んでくれるのは嬉しいのですが、お留守番の間に排便していた場合、興奮してゲージ内で暴れてしまい、踏んでしまうので困っていました。
帰宅時の無駄吠えを解決した方法
帰宅してすぐにサークルへ駈け寄ったり、「ただいま~」と反応しない事で犬の興奮を抑えるようにして、無駄吠えや興奮が癖にならないように子犬の時から対策をしました。
早く構いたい気持ちはわかりますが、決して名前など呼ばずにまずは手洗い・うがいなどワンクッション置き、愛犬が落ち着いている姿を確認したらサークルから出し存分に褒めてあげました。何度も繰り返し、吠えなくても必ず構ってくれると認識させます。
ポイントは次の4つです。
- サークルをお留守番するだけの退屈な場所にさせない
- 常に新鮮な水を用意する
- 寝床とトイレはなるべく離す
- 寝床には柔らかいクッションを置く
ストレスが掛からないよう、愛犬が快適にお留守番出来る空間作りを心掛けます。
無駄吠えの原因となる帰宅後の行動
無駄吠えをするのは帰宅時だけでなく、来客があった時も興奮して同じ様な状態でした。パピー期だったのでパワーが在り余っている時期だったのが原因だと考えます。好奇心旺盛な時ですが同時に我慢を覚えさせるタイミングです。
また、他の欲求吠え(夜鳴き、ご飯催促など)に対して応えないようにしていました。家族は昼間外に出ていたのですが、お留守番は長くても7時間を限度にしていました。その理由は、7時間を超えると不安な気持ちが大きくなり帰宅時の反応が激しくなることがわかったからです。
退屈な空間に閉じ込められていると感じさせると更に無駄吠えの要因となります。長時間のお留守番時は前もって長めに散歩に行き、知育玩具などにオヤツを入れて遊ばせ、程よい疲労感を与えたっぷりお昼寝が出来るよう工夫しました。
犬の勘違いを避ける対策
不安分離症や警戒心が強い性格、吠えれば飼い主が応えてくれると思っている犬は帰宅時の無駄吠え、興奮が激しいでしょう。部屋の温度が合わない時、飲み水が空っぽやペットシーツが汚れているなどの生理的な欲求吠えの場合もあります。その場合は帰宅時すぐに対応してあげましょう。
日頃から「吠える=良いことがある(散歩に連れていってくれる、餌をくれる、サークルから出してくれる等)」と認識してると無駄吠えしやすくなります。
犬は長時間の留守番は苦手
子犬にも関わらず、やむを得ない事情から最大12時間お留守番をさせてしまった時がありました。この時はさすがに帰宅した瞬間サークルに掛け寄って存分に触ってあげました。寂しい思いをさせてしまったのでとても反省しました。
子犬のお留守番は様子をみながら短い時間に収める事をおすすめします。犬にとってテリトリーであるサークルにいる時間が長いとストレスが溜まり更なる問題行動(食糞など)を引き起こします。サークルの外の方が快適、楽しいと思ってしまうと帰宅時の無駄吠え、興奮が激しくなります。
犬は本来穴倉を住処としていたのでサークルのような狭い空間は落ち着くはずです。清潔でリラックスできるスペース作りをしてあげて下さい。
飼い主の帰宅で無駄吠えさせない工夫のまとめ
犬を飼うにはお金だけではなく、時間にも余裕がないといけないなと痛感しました。しつけは一回では身につかないのでゆっくり時間をかけ問題行動に向き合うべきです。
帰宅時の無駄吠え・興奮も改善されるまでも時間がかかりました。犬の問題行動を解決したい時は愛犬と向き合う為、飼い主の十分な時間の確保が必要になります。特に問題行動はパピー期でのしつけが重要です。私も帰宅時吠えながら尻尾をフリフリし帰宅を喜んでくれるのは嬉しかったですが、飴と鞭を使い分け、しつけに向き合いました。
犬は飼い主が帰って来るのを待ちわびています。無駄吠えが改善された今でも、静かに待っている時は大袈裟に褒めます。尻尾を大きく振って喜んでくれる分、「お留守番ありがとう」と伝え愛情を与えるようにしましょう。