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犬は恋人と思って接すると8割うまくいく(犬の恋人理論とは)

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犬は恋人と思って接すると8割うまくいく(犬の恋人理論とは)

犬は、何をしていても可愛いものですが、時にうまくコミュニケーションが取れずイライラしてしまうこともあります。例えば、散歩中に知らない犬に吠えたり、草の匂いを嗅いで歩かなくなったり、犬のしつけもうまくいくものばかりではありません。飼い主がイライラしているのは犬にとっても良くないことです。そこで、私が実践している犬に対してイライラする気持ちの抑え方をお伝えします。

犬はちょっとわがままな恋人である

犬は少しわがままな恋人

犬を飼っていると様々なトラブルが起きますが、全てしつけで解決するとは限りません。そのような問題が起きたときは、犬を「ちょっとわがままな恋人」だと思って接すると、飼い主もストレスを溜めづらくなります。その一例をご紹介します。

犬が散歩中に草や地面の匂いをずっと嗅いでいて、スムーズに歩いてくれずイライラしてしまう時があります。

それを「買い物好きな恋人がウィンドウショッピングをしているんだ」と考えるようにします。

そもそも犬が何故匂いを嗅いでいるかというと、匂いを嗅ぎながらマーキングの場所を探したり、他の犬の情報をつかんだりしているからです。そのため、犬にとって匂いを嗅ぎながら散歩するのは、とても重要なことなのです。それでも飼い主は「早く歩いてよ」とリードを引っ張ってしまいがちです。そんな時は、恋人と2人でショッピングモールに行って、恋人がお店を回りながら新商品が入っていないか確かめているんだと考えるようにします。そうすると、犬のその行為が可愛く思えて気持ちが落ち着き、犬のリードを引っ張ったり急かしたりしづらくなります。

犬にイライラしてしまう理由としてあるのは、犬が人間には理解できない行動をしたり、自分の言うことを聞いてくれなかったりするためです。しかし、このように犬の行動を恋人に置き換えてみると、今までイメージしづらかった行動の意味がわかってくるので、可愛く思えたり、落ち着いて接したりすることが出来るようになります。

犬のしつけも恋人だと思えばうまくいく

恋人理論の活用場面

犬のしつけも、恋人に接するように行うとうまくいきやすくなります。特に散歩中のしつけにこの考え方はぴったりです。

その例が次の2つです。

  • 恋人が自分以外の人に目移りしている
  • 恋人がこっちに行きたい!と勝手に歩いて行ってしまっている

特に以下の場面ではこのように考えるのがピッタリな状況と言えます。

他の犬が気になって動かない時

一つ目は、他の犬が気になって動かない時です。犬と散歩していると、他の犬とすれ違うことがよくありますが、他の犬が来ると、じっとその犬を見て動かなくなってしまうことがあります。それを置き換えると、「恋人が自分以外の人に目移りしている」ということになります。恋人だったら、何かで自分の方に気を引こうとします。その何かが犬にとっては、名前を呼ぶ、おやつをあげる、頭をなでる、ということになります。それを続けていると、自然と他の犬が通っても飼い主の方を向いてくれるようになります。

犬がリードを引っ張ってしまう時

二つ目は、犬がリードを引っ張ってしまう時です。犬は散歩が楽しいと自分の好きなところに行こうとリードを引っ張るので、犬を散歩しているのか自分が散歩されているのかわからなくなる時があります。それを置き換えて、「恋人がこっちに行きたい!と勝手に歩いて行ってしまっている」と考えます。最初は、わがままに付き合って恋人についていくのは良いのですが、ずっとそれだと自分が疲れてしまいます。恋人なら、一度止まって呼び止め、こっちに振り向かせようとします。犬に対しても同じように一度止まって名前を呼び「自分はこっちに行きたい」と意思表示をするように、リードを少しだけ引っ張ります。このように犬と話し合いながらしつけをすることで、うまくいくことが多くなります。

(関連記事→初心者必見!犬のリード選びのポイント

恋人でも甘やかしてはいけないこと

甘やかしてはダメなこと

8割は、恋人理論を使えばうまくいきますが、2割のこれだけは甘やかしてはいけないというものを2つお伝えします。

  • ごはんの量
  • 噛み癖

ごはんの量

一つ目は、ご飯の量です。食べている姿が可愛いからとご飯をあげていると、体重がどんどん増えてしまいます。犬の体重管理は健康に関わってくる問題なので、甘やかさずご飯の量はしっかり測るようにしましょう。

噛み癖

二つ目は、噛み癖です。犬が赤ちゃんの頃は良いですが、大きくなったり、本気で噛んだりすると飼い主が大怪我をすることもあります。大型犬の場合は甘噛みでも怪我する恐れがあります。犬が噛むということは、何かしら嫌がったり、怖がったりしているということもあります。噛む原因を見極めることは大切ですが、噛むという行為自体は危険を伴いますので、しっかり飼い主が止めさせないといけません。

(関連記事→犬は唸ることで伝えたい!噛まれる前に唸りを止める方法とは

犬と飼い主に上下関係は必要?

必要なのは対等な関係

恋人理論を紹介してきましたが、「犬をしつけする時はどちらが主人がわからせないといけない」と聞くこともあります。

しかし、犬と飼い主の間に上下関係は必要ありません。むしろ、必要なのは対等な関係だと考えます。

上下関係があると、しつけの際に「大きな声で怒る」「押さえつける」「嫌な思いをさせて制止させる」という考えに至ることがあります。確かにそうすることで犬の問題行動は止めさせられるかもしれませんが、それだと信頼関係に傷をつける事になります。飼い主が犬を支配してしまっては、犬はただ怖がってしまうだけです。犬のしつけは、信頼関係があってこそのものなので、本当に犬に危険を伴う時以外は対等でいることが大切です。

(関連記事→犬にコマンドを教えたい!しつけに困ったときの裏技とコマンド習得のメリット

犬の恋人理論まとめ

犬は恋人

今回は、犬へのイライラを恋人と思うことで抑えるという方法をご紹介しました。あえて「家族」ではなく「恋人」という表現を使いましたが、それは、恋人という絶妙な距離感と大切にしたいという思いが、犬との接し方やしつけの仕方にも応用できるためです。

犬と暮らしていると、トラブルもたくさんありますが、それを改善しようと飼い主がイライラすると解決しないことがほとんどです。だからこそ、飼い主が気持ちをコントロールすることも大切です。「犬は恋人」という考えを持ちながら、犬との良好な関係を築いていきましょう。

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