我が家の犬はニオイへの執着がひどくて困りました。特に散歩するときにはお手上げでした。初めての場所はもちろん、毎日通る散歩道でも急に地面のニオイを辿りながら引っ張ったり、いつまでもニオイを嗅いで前に進まなかったり、と上手に散歩ができませんでした。
犬が散歩でニオイに執着するのを直した方法
飼い主がリーダーシップをとり、ニオイを嗅いでよい場所と時間を決めました。本来、犬にとってニオイは大切な情報源です。人間よりもはるかに優れた嗅覚でニオイを分析し、好奇心を満たしてくれます。しかし他の犬の排泄物だった場合、不衛生なだけでなく病原菌が含まれている可能性もあります。
そこで、ニオイを嗅いでよい場所を飼い主が決めて、短時間だけ嗅がせてあげることにしました。車の往来が多い道などの危険な場所は避け、広場や公園など安全な場所を選び、いつもより短い時間にします。いつまでも執着して嗅ぐようなら「1,2,3」などのカウントをとってあげたり「もうおわり」などの簡単で分かりやすい言葉を毎回言ってあげて犬自身に理解させる事もできます。このとき重要なのは、飼い主がリーダーシップをとるということです。
ニオイのせいで散歩がうまくできなかった原因
常に飼い主がリーダーシップをとり、犬をコントロールできていないことが原因と考えられます。
人間社会で生きている犬にとって、安全で健やかに生活するには、人間がリーダーとなり管理してあげる事がとても重要です。これは、ケージに閉じ込めて自由を奪うとは違います。散歩のルールを教えていないと、犬にとっても人間にとっても楽しい時間ではなくなってしまいます。ニオイに執着してウイルスに感染したり、急にリードを引っ張って交通事故に合ったり、危険なものを拾い食いしてしまったりなど、外では色んなことが起こりうるのです。
このようなことが起こらないように、散歩のときだけでなく、家で生活しているなかでも、犬と人間の主従関係から見直すべきでそこに原因があると考えられます。
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犬をコントロール不能にする言葉とは
散歩は犬にとって、知的好奇心をくすぐるとても楽しい時間です。リードを手に取っただけではしゃいでしまう犬も多いです。また人間にとっても、愛犬と散歩する時間はストレス解消になったり癒しの時間である人も多いと思います。
しかし犬と散歩に行くとき「お散歩行くよ!!」とテンション高く誘っていませんか?その興奮した状態で外に出れば、あちこち好き勝手ニオイを嗅いだり引っ張ったりしてしまうことは容易に想像できます。
犬にとって散歩中にニオイを嗅ぐ行為自体は悪いことではありません。しかし執拗にニオイを嗅いだり、飼い主の言葉が耳に入らないくらい夢中になってしまうのは危険な行動といえます。何か人と犬にとって危険なことが起こった時、飼い主の言うことを聞ける主従関係が成り立っていないと回避することが難しくなります。
そのためには散歩中だけでなく常日頃から飼い主がリーダーシップをとり、犬を管理することが大切です。
愛情をもって犬にルールを教え、ルールを守ることによって楽しく散歩ができ、危険を回避することができる。犬自身も安心して散歩することができます。そうした良い習慣を積み重ねていくと犬にとって自然と飼い主が頼もしい存在になっていきます。
犬と散歩する時のニオイ対策のまとめ
散歩中に夢中でニオイを嗅いでいる姿を見ていると、気のすむまで思う存分嗅がせてあげたいと思ってしまいます。しかし、飼い主の言うことが耳に入らないくらい執着してしまうと、いざというときに犬をコントロールできなくなってしまいます。そうならないためにも、散歩中だけでなく常日頃から犬に愛情をもって接し、管理することによって「この人の言うことを聞けば安心して生活ができる」と思わせ、信頼関係を築いていくことが大切です。
散歩のルールも飼い主が決め、やって良い行為と悪い行為を教えていき習慣にしていきます。ニオイを夢中で拾い出したら散歩コースを変える、いつまでもニオイがある場所から離れないときは簡単な声をかけ指示を出しその場から離れる、など人が決めたルールを守らせていくことによって楽しく安全な散歩ができるようになりますよ。
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